2026年の東京の桜(ソメイヨシノ)は3月19日に開花し、平年より5日早い観測となりました。満開は3月25日~28日頃の予想とのことです。様子からすると卒業式の少し後くらいですね。
となると、今年の入学式は葉桜になってしまいそうです。去年の入学式では桜が満開だっただけに、卒業式と入学式両方で満開になってくれる桜があってくれたらいいのになと無茶なことを考えてしまいます。
さて、ソメイヨシノと言えば何色でしょうか?白?淡いピンク?濃いピンク?桜色(そりゃそうですね)?いろいろあるかと思いますが、実はある意味どれも正解です。
ソメイヨシノの花の色は、よく観察しているとわかりますが、実は変化します。つぼみはピンク色、咲き始めの花びらは真っ白に近いですが、徐々に花の中心部が赤くなっていきます。中心部かかなり赤くなると、散り始めのサインとも言えます。
そんなソメイヨシノは、学校の給食室横・通用門横・正門横に植えられていますが、他にもいろいろなところに植えられていると思います。花の色がどんな感じに変わるか、中心が白いか赤いかなど、是非観察してみてください。
そして今回は、ソメイヨシノよりも花の色が変わる、近所で見つけたちょっと珍しい桜の木をご紹介したいと思います。
御衣黄(ぎょいこう)という品種の桜です(桜に詳しい方の確認を取ったわけではないので、間違えがあるかもしれません)。
咲き始めの花びらの色は、なんと薄い緑色です。実際には開花時から花の中心部にも赤はあるそうなのですが、開花時には目立ちません。日数とともに徐々に中心部から赤みが増して、白も入ってきて一般的な桜のような感じになり、散る頃にはかなり赤くなるという変化をします。ある意味、一本で五色桜状態です。
昨年の桜の時期に、この樹を偶然見つけました。緑色の花?なんだこれは?どんな種類かな?と思って樹を見たところ「さくら類」と書かれていましたが、それ以上の情報は得られませんでした。そこで、幹や葉、花の感じは確かに桜だったので、数日おきに見に行って、花の特徴を観察・記録しました。そしてその特徴から調べていくと、たぶんこの樹は御衣黄だろう、となったのです。
御衣黄は、江戸時代に京都の仁和寺で栽培されたのが始まりとされていて、珍しい種類ではあるものの、実は全国的に分布している桜ではあるそうです。ひょっとすると、あまり気付かれていないだけかもしれませんね。
そんな御衣黄はこちら(赤い星のところ)にいます。ソメイヨシノよりも少し花の時期は遅いです。

毎日通るようないつもの見慣れた風景でも、気づくことがあったり、よく観察すると新たな発見があるかもしれません。みなさんも、まずは近くの景色に注目してみてくださいね。
【いろいろなさくらを参考まで(咲く順に)】

河津桜(とメジロ)

春めき桜

ソメイヨシノ

御衣黄
どのさくらも、それぞれの美しさがあります。写真なので伝えられませんが、香りも違うんですよ。違うって素晴らしいですね!
皆さんも一人一人、違います。違いがあるから面白いのです。「違い」は大切にしましょうね!
