6月17日は猛暑日にあと0.2℃に迫る最高気温をたたき出し、まだ梅雨が明けていないのにも関わらず梅雨前線が消えてしまいました。過去10年間でたった1%の確率 という非常に珍しい現象だそうです。そんな特徴的な今年の6月ですが、足立小校庭の東側・南側、校舎外の南側は、とてもきれいに紫陽花(アジサイ)が咲いています。
紫陽花というと雨とカタツムリをイメージしてしまうのは私だけではないと思いますが、今年は猛暑と紫陽花という、実に珍しい組み合わせになっています。
いま咲いている学校の周りの紫陽花を見るとわかりますが、いろいろな品種がありますね。私はセイヨウアジサイとガクアジサイと、あと数種類くらい??と思っていましたが、細かく分類すると2000種とも3000種類以上にもなると言われています。しかし、大きく分けると、ガクアジサイ、ヤマアジサイ、ホンアジサイ、セイヨウアジサイの4種類が一般的なのだそうです(という意味では、私の認識はそれほど間違ってはいませんでした)。

私は、この写真の一番手前にいるダンスパーティーという品種がお気に入りになりました。気温が高いこともあり、紫陽花がきれいな時期はもうすぐ終わってしまうと思われますので、早めに鑑賞してくださいね。そして、お気に入りの品種を是非見つけてください。

ダンスパーティ。花言葉は「元気な女性」だそうです。
さて、今回のブログはまだ続きがあります。4月のブログで足立小の藤の花を紹介しました(藤の写真は4月19日撮影)。
皆さんは藤に注目していたでしょうか。6月7日の写真ですが、このような感じになっていました。真ん中くらい、何かに気付きませんか?

拡大してみましょう

そうです、そら豆のような実がなっていますね。さらに拡大!

これまで、藤の花の見た目の特徴と蔓(つる)を巻く性質から、藤はきっとマメ科なのだろうと思って観ていましたが、特に調べたりはしていませんでした。
そしてこの日、偶然にも見事な豆を発見し、「ソラマメに似た豆がある!やっぱり藤はマメ科だ!」と確信し、一人ウキウキしてしまいました。
しかし残念ながら、自然落下か切られたのかは不明ですが、現在は実はありません。鞘が弾けるところまで見たかったものです。
食いしん坊な私は、豆という事は食べられるのか?が気になって仕方がないので、さっそく調べました。食べられないことはないみたいですが、マメ科に共通する毒を持っているため、大量に食べると下痢・嘔吐などがあり、あまり食用には向かないそうです。藤にとって豆は種ですから、人間(動物)には食べられたくないのは当たり前です。藤にとって、何のメリットもないですからね。そう考えれば種を守るために毒くらい持ちますよね。
余談ですが、藤の豆によく似たそら豆。あの実は藤のように上から垂れるのではなく、下から上に向かって実がなります。空に向かってなるので空豆というそうです。
そして、食べごろになると重くなるのか下向きに変わります。それが収穫の合図です。面白いですね。